『余命』

今週のお題は「おすすめの本」ですね。

実家の母には「またこんな本読んで・・・」って言われるかも?

谷村志穂さんの余命

余命 (新潮文庫)

余命 (新潮文庫)

外科医の滴は結婚10年目にして子供を授かるが喜びもつかの間、

乳がんが再発していることに気付く。

夫に言えば子供を諦めることになるのではないかと

誰にも告げず治療もせず、母親になることを選ぶ。

自分の命と引き替えに子供を生む。

「新しい生命に賭けたい。滅んでいく自分の肉体を新しい命に繋げたい」

外科医だからこそがんの進み方もわかってるし

がんを知られたくないから検診も受けられずに子供を生んだ。


どうなってしまうのかと怖いと思うのと結末を知りたいとの思いで

一気に読んでしまいました。

すごい女性だなぁ、病気と向き合うだけでも辛いのに・・・

この小説は2009年に松雪泰子さん主演で映画化されています。

今度またDVDを借りてみようと思います。