入院中に泣いた本

今週のお題「心に残った本」ってことで、

私が入院中に何度も読み返していた本がある。


野沢尚の「恋人よ」

恋人よ〈上〉 (幻冬舎文庫)

恋人よ〈上〉 (幻冬舎文庫)

恋人よ〈下〉 (幻冬舎文庫)

恋人よ〈下〉 (幻冬舎文庫)


1995年にフジテレビで放送されたドラマの小説です。

ドラマにハマってセリーヌ・ディオンのCDも買った。

普通白血病の人は病気の時にこの本は読まないだろうと思う。

だって最後に愛永は血液の病気で亡くなってしまうから

でも私は眠れない夜中に泣きながら読んで、

私は絶対生きて帰るんだって何度も自分に言い聞かせていた。


もう1冊は東野圭吾の「さまよう刃

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)


一人娘を無残な殺され方をした父親の

悲痛な心を想うといたたまれなかった。

入院中に映画が公開されたのでDVDを待ってたのですが、

退院してからレンタルしそびれてます。


看護師さんにどんな本が好き?って聞かれたので、

東野圭吾の本って答えたら暗いねって言われた。

うーん!確かに暗い本が多いかも?

どこまでいっても不幸なままでせつない終わり方が多い気がする。

でも東野圭吾さんの本は伏線がすごくて

人間の闇の部分も細かく書いてある。

よくこんなに話を思いつくなと感心します。