歴史バスツアー

昨日は去年、文化財めぐりの時に行った考古館主催のバスツアーでした。

考古館は遺跡を発掘調査して展示する博物館です。

http://d.hatena.ne.jp/purinnohaha/20120520

まずは『考古館』の展示を見学

去年度今治市で発掘された遺跡の発掘調査の成果の速報展

弥生時代の2体の龍が描かれている壺形土器

洪水の後に水害を鎮めるために行ったマツリに使われたと思われます。

弥生時代の壺棺

成人と思われる歯が残ってた棺もあったそうです  


全部で7ヶ所の遺跡の展示がありました。


バスに乗って『葉佐池古墳』

解説

 6世紀中頃に築造され、7世紀初頭まで追葬が行われた長円形の古墳。平成4年の発見以来、5次に及ぶ発掘調査を実施した。この古墳には5基の石室が築かれているが、そのいずれもが未盗掘である。5基のうち、発掘調査された1・2号石室は横穴式石室で、盗掘を受けていないため最終埋葬時の形態をよく留めている。
 1基の横穴式石室内で行なわれた数回の埋葬や古代の葬送儀礼「モガリ」を復元できるだけでなく、古墳の築造順序なども明らかになるなど、古墳時代後期の葬送儀礼を知ることができる貴重な古墳である。

ここの南側には昔から地元の人達の墓地がある小高い丘で

平成4年に開墾中に偶然横穴式石室が発見され、去年国史跡に指定されました。

保存状態がよくて、木棺が腐らずに残っていたそうです  

今は史跡庭園として整備工事中です。

来年の春には石室も見学できるらしいので、また来て見てみたいです。


またバスで愛媛大学『文京遺跡』

大学の敷地内に縄文時代中期から古墳時代後期までの集落の遺跡があります。

中でも弥生時代中期後半からは西日本有数の大規模集落だったことがわかってきました。

この場所には神殿的な大型の建物や祭壇的遺構があり

集落のマツリを執り行う特別な場所だったようです。


そして大学にある愛媛大学ミュージアム

愛媛大学ミュージアムは,本学が蓄積してきた様々な資料や研究成果を一般の方々,特に若い世代にわかりやすく伝えることを目的とした施設です。
彫刻作品やベンチが置かれた広々とした芝生のガーデンを通ってエントランスホールに入ると,大学総合情報コーナーがあり,各学部や研究センターの組織や活動状況などの情報を提供しています。知的刺激に満ちた常設展示は,「進化する宇宙と地球」,「愛媛の歴史と文化」,「生命の多様性」,「人間の営み」の4ゾーン11コーナーの構成です。コーナーごとに配置された46インチ液晶モニターによる映像展示はすべてオリジナルです。

夏休みには昆虫展や恐竜展などの企画展もやってるそうです。

学生と准教授のガイドで見学しました。

第1ゾーンは『進化する宇宙と地球』

世界最硬の人工ダイヤモンドの大型化に成功しました。

炭などの炭素を高温高圧で圧縮させてできるそうです。

第2ゾーンは『愛媛の歴史と文化』

四国遍路や世界の巡礼の展示です。

第3ゾーンは『生命の多様性』

南極で捕獲した大きなアザラシの剥製や昆虫の標本が展示されています。

第4ゾーンは『人間の営み』

遺跡から出土した土器や石器、古代の鉄文化についての展示


この歴史バスツアーは年に何回かあるそうで、初めて参加しました。

文化財めぐりは毎年行くコースが決まってるけど

歴史バスツアーは毎回違う所に行けるらしい

次回は別の予定と重なってるので行けないけど、また行きたいな  

知らない所に行くのは勉強になります